鹿沼の秋は、ぶっつけ!!鹿沼秋祭り2016のみどころ&日程
今年も秋祭りの時期が近付いてきましたね。
北関東・栃木県鹿沼(かぬま)市で、”ぶっつけ”の異名を持ち、約400年の歴史のある秋祭りがあります。
豪壮で緻密な彫刻屋台(山車ではなく元々伝統芸能の舞台用)で知られる、見どころたっぷりの秋祭りです。特に屋台の彫刻は必見です!
今回は、この鹿沼の秋祭りを150%楽しむための見どころや日程など祭り情報をお伝えしたいとおもいます。
鹿沼秋祭りとは?
鹿沼今宮神社の例大祭で、約400年前、戦国時代直後の街が荒廃していたとある時期に、大干ばつが起き、地域の人々が今宮神社に集まり、三日三晩雨乞いをしたところ、めでたく大雨が降ったため、このことに感謝した人々が雨があがった後おこなわれた、踊りなどを奉納する祭りが始まりなのだそうです。
その後、年々屋台が彫刻や総漆塗りなど 豪華になっていき、現在も、江戸時代の”粋”を受け継いだ絢爛豪華な屋台が街を練り歩きます。受け継いでいるのは”粋”だけでなく、地区によってはナント江戸時代(文政時代)の屋台がいまだ現役で活躍しているというから驚きです。
”ぶっつけ”は、某・けんか祭りと違い(!)屋台同士がぶつかるのではなく、お囃子の共演です。お囃子と提灯の灯り、見物客の歓声できらびやかににぎやかに夜の街を彩ります。街が、和のミュージックセッション?ジャム??ライブ会場と化すのです。
そして ”ぶっつけ” にはもうひとつ意味があり、祭りの前月におこなわれる仮屋台の神社への奉納行事のことも”ぶっつけ”というのだそうです。
ちなみに、元々雨乞いが起源だからなのかは不明ですが、なぜか祭りの日には雨が降ることが多いそうです。雨天決行ですので、携帯用雨具をお忘れなく!
鹿沼秋祭り2016日程は?
今年も例年通り・・・
2016年(平成28年)10月8日(土)~10月9日(日)
両日とも、午前10時~午後9時です。
見どころ
見どころは やはり両日共におこなわれる”ぶっつけ”です。
特に2日目の日曜には、マーチングバンドや みこしなどのパレードが道を彩った後、午後2時30分ごろ~20数台の豪華絢爛な彫刻屋台が、4組にわかれて、4か所の交差点からそれぞれ出発します。そして古峯原宮通り(お祭りロード)に集結。
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(屋台揃い曳き)
そしてそれらの彫刻屋台が(3~7台)、交差点で出会ったとき、”ぶっつけ”が始まります。お囃子を激しく演奏しあい、調子を崩さず演奏し、競います。
提灯の灯りと周囲の歓声と熱気で独特の雰囲気が出来上がり、おおいに盛り上がるのです。お囃子と歓声は夜までにぎやかに響き渡ります。