長浜曳山祭り2017日程や見どころなど
滋賀県長浜市で毎年開催されている春のお祭り『長浜曳山まつり』をご存知ですか?
国の重要無形民俗文化財に指定されているお祭りで、なんと2016年12月には、ユネスコ無形文化遺産に登録されました。長浜市では登録決定を祝い、平成28年12月3日(土)、曳山博物館、長濱八幡宮等で記念祝賀行事を行いました。
日本を代表する文化がまた1つ世界へ発信できて、とても嬉しい事ですよね!今回はそんなホットな話題がある長浜曳山まつりをご紹介します!
長浜曳山祭りとは?
長浜曳山まつりは、豊臣秀吉公が長浜を治めたときから始まったとされています。
安土桃山時代、長浜城主の羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)に初めての男の子が生まれました。とても喜んだ秀吉は、城下の人々に金を振る舞い、町民がこれをもとに12台の山車を作って八幡宮の祭礼に曳き回したのが始まりと伝えられています。
時代と共に技術も発展し、江戸中期から競うように曳山を改造し、装飾に豪華な毛織物を用いるなど、豪華にしていきました。
現存する曳山の多くは、その頃に作られたもので、幅約3m、奥行約7m、高さ約7mの入母屋造で、1階の舞台と楽屋、2階の亭(ちん)にわかれており、舞台付曳山12台の内から交替で曳き出される4台の曳山(出番山)と、形の異なる長刀山が巡行します。
その他にも、大人顔負けの「子ども歌舞伎」は祭最大の呼び物!5歳から12歳くらいの男の子だけで演じられ、白熱の演技は見物客の拍手喝采を浴びています。
2017年の日程
長浜曳山まつりは、毎年同じ日に執り行われ、全期間は、4月9日~17日になります。
その中でも、一番盛り上がる子供歌舞伎が演じられる日は、4月13日~16日です。
見どころ
【例年のタイムスケジュール】
線香番 18時
裸参り 20時~(出番山組→八幡宮→豊国神社→山組)
起し太鼓 未明~(全山組町内)
御幣迎え 7時(八幡宮着)
神輿渡御 10時(八幡宮から御旅所へ)
くじ取りの儀 13時(八幡宮)
子ども歌舞伎 18時(出番山組町内)
子ども歌舞伎 午前中(出番山組町内)
登り山 午後(四番山から順次八幡宮へ曳行)
役者夕渡り 19時(八幡宮から一八屋辻へ)
起し太鼓 未明~(出番山組町内)
春季例大祭 7時(八幡宮)
役者朝渡り 8時30分までに八幡宮着
長刀山太刀渡り 9時20分までに八幡宮着
子ども歌舞伎 9時55分八幡宮(以降巡行途中と御旅所で公演)
神輿還御 21時頃(御旅所での子供歌舞伎終了後、八幡宮へ)
戻り山 21時30分頃(御旅所から各山組町内へ)
御幣返しの儀 8時(御幣を各山組から八幡宮へ返しに)
こども歌舞伎
【子供歌舞伎】
4畳半ほどの曳山の舞台用にアレンジされた演目は、長浜独自の外題がつけられ、13日の夜、14日の午前中、15日16日の終日にわたって演じられます。
子供達は3週間以上みっちり練習し、真剣に努めます。狂言の上演時間は約40分です。
長いセリフもあるので、観客からは応援の声も飛び交います。
動画はこちら
[arve url=”https://youtu.be/8dtebmOwomw”/]【曳山の魅力】
長浜の曳山は全部で13基あり、どれも豪華なもので、見るだけでも楽しめます。
そのなかの長刀山(なぎなたやま)以外の12基が、歌舞伎狂言を上演を行います。現存する曳山の多くは江戸中期ごろから長浜の発展に伴い、豪華になっていきました。
曳山をじっくり見たい方は15日に歌舞伎が行われていない曳山(暇番山)を見に行くと、間近で見ることができます!