セツブンソウ(節分草)ってどんな植物?自生地や花言葉について
まだ肌寒さが残る節分の時期に咲く節分草という植物をご存知ですか?
日本でも聞き慣れない植物で、自生している地域も限られています。その可愛らしい容姿から人間嫌いなんて花言葉もあるそう。いったいどんな植物なのかご紹介します!
今回は育て方などについてもご紹介しますので、興味のある方は是非参考にしてください!
セツブンソウ(節分草)とは?
節分草(セツブンソウ)とは、キンポウゲ科セツブンソウ属の植物です。
関東以西の地域に自生する日本固有の野草で、雑木林などの場所に自生します。
見た目は、同じキンポウゲ科であるクリスマスローズの形に似ているのが特徴。花のように見える白いのは、花びらではなく萼(がく)です。
同じ様な花姿をした黄色い花もあり、黄花節分草といいます。
海外の節分草であり、白い節分草の親戚の様な品種です。黄花節草は南ヨーロッパ原産で、花屋さんなどでも販売されています。
【育て方】
木漏れ日や明るい日陰で管理します。木々の生い茂る様な里山で育つ植物なので、基本は落葉樹の下あたりに植えるのが好ましいです。水やりはあげすぎ注意!
地上部がある時は毎朝1度の水やりを行い、休眠時期は乾燥させすぎない様に湿っている程度を保ちましょう。成長時期には2週間に1度液体肥料を与えると元気に育ってくれます。
セツブンソウ(節分草)の花言葉は?
節分草の花言葉は、気品、ほほえみ、光輝、人間嫌いと言われています。
ひっそりと咲いているのに、その可愛らしい容姿から注目を浴びてしまう、そんな花の気分が「人間嫌い」なのでしょうか。孤高で高貴な花という印象ですね。
まだ周りの植物が咲いていない時期に、いち早く咲くので、春のおと連れを感じさせてくれる植物でもあります。
おすすめの自生地は?
関東地方から西に分布しており、自生地埼玉県小鹿野町の「節分草園」例年2月下旬から3月中旬咲いています。
西日本では、広島県庄原市総領町が有名。例年2月中旬から3月中旬くらいまで咲きます。
庄原市総領町は20か所以上もの群生地が確認されており、西日本一とも言われる自生地です。節分草ボランティアガイド花守(はなもり)が案内してくれますので、迷わず見に行く事が出来ますよ!
節分草の多くは、絶滅危惧種として分類されています。自生しているものが盗まれて激減し、絶滅の危機に追われています。自生する節分草を見たいという方は、付近を荒らさないように注意してくださいね。育てたい方は、必ず販売店で購入するようにしましょう。