きねこさ祭2017日程や見どころについて
毎年2月下旬に愛知県で行われている祭り「きねこさ祭り」をご存知ですか?
この祭り、とってもユニークな道具を使用するなど、祭り好きにとっては外せない行事なんです!長い歴史があるこの祭り、一体どんな行事なのかチェックしておきましょう!
きねこさ祭とは?
毎年旧暦の1月17日に行われる祭りで「御田祭り」とも言われています。
厄除け、子孫繁栄、天下太平、五穀豊穣などを祈念して行われる祭礼で、特に厄除けに霊験があると伝えられてます。
この「きねこさ祭」の名前は、祭りに使用する祭具のきね(たて杵)とこさ(杵か らこすり落とした餅の意)に由来しており、尾張三大奇祭・名古屋市無形民族文化財にも指定されています。
庄内川での川祭り、古式行列、境内での本祭り、厄除け神事が行われ、後厄(42歳)の男性10名と厄年の子供2名の12名(役者と呼ばれる)を中心にして進行されます。役者は神社内の社務所で3日間の潔斎(早朝の冷水での禊など)を経て当日を迎えます。
現在も使用されている祭礼時の衣装や祭具の形が、鎌倉時代以前の特色を残していることから、少なくとも鎌倉時代には、ほぼ現在と同様な形での祭礼が行われていたとされています。
2017年の日程
旧暦1月17日で行われることが決まっているため、これからの日程も決まっています。
2018年 (平成30年)3月 4日(日)
2019年 (平成31年)2月21日(木)
2020年 (平成32年)2月10日(月)
見どころ
川祭り(庄内川で)(12時30分~)
後厄(42歳)の男達(祭り当日の役者)が笹竹を持って、庄内川に向かい、川の中程で竹を立てます。一人が登り、竹の倒れた方向でその年の吉凶を占う勇壮な神事です。
古式行列(参道で)(14時~)
神官、役者、氏子など祭礼参加者が古くから伝わる衣装を身にまとい、お囃子とともに参道を練り歩きます。かなりの人が見に来ます!
本祭り(境内で)(15時~)
社殿にて、祝詞奏上に続き、厄年の子供(女子)による舞の奉納などが行われます。
厄除け(境内で)(15時30分~)
境内(本殿前)にて役者による所作に続いて行われ、役者のもつユニーク祭具に触れることにより、厄除けができると伝えられています。
この厄除け神事は、棒の先に大きな鼓(つづみ)のようなものを取り付けた祭具を持った役者が、参拝客に向かって突進します。突かれた参拝者はたまらず悲鳴を上げますが、喜んでいるという一風変わった祭事なのです。