2016年の立冬はいつ?何か決まったものを食べるの?
寒くなってくると「立冬」という言葉をよく耳にしますが、詳しくご存知ですか?
なんとなく知っている方も多いと思いますが、ちゃんとした意味があります。今回は、その立冬についてまとめました!食べ物や、いつの事を指すのかなど、もう一度再確認しましょう!
立冬とは?
現代では1年を12ヶ月を四つの季節で過ごしていますが、日本では昔から古代中国で考案された『二十四節気』を季節の指標にしました。
旧暦では立春(2月4日頃)に正月がめぐってきたのでこの時が1年の始まりで「春」でもありました。そこから1年を24で分けたのが二十四節気です。そしてその中の一つが
「立冬」となりなす。冬と言っても現代にするとまだほんの秋、これから紅葉の時期といった季節です。
2016年の立冬はいつ?
2016年は11月7日です。
毎年かならず11月7日ではなく、8日になっている年もあります。
この日から15日後の小雪までの間を立冬の期間としますが、
今はその日1日限りを立冬と呼び認識している方が多いと思われます。
「立」には新しい季節になるという意味があり、立春・立夏・立秋・立冬を四立(しりゅう)といい季節の大きな節目としています。
立冬の時期は朝晩の冷え込みが急に強くなり日暮れも早く、もうすぐ冬が来ると感じる頃です。
日々のニュースでは紅葉の話題とともに初霜や木枯らし、山では初雪の便りも伝えられます。暦の上では、この日から立春の前日までが冬となります。
生活の中でもこの季節が使われていて、手紙を出すときの季節のご挨拶や、暑中見舞い・残暑見舞い、年賀状や寒中見舞いなどを出す時期も二十四節気が用いられています。
立冬はどんなものを食べるの?おすすめ料理やそのレシピ
冬至なら「かぼちゃ」。とすぐに思いつきますが立冬はと聞かれると「なんだろう?」という答えでしょうが、まさに「○○を食べる」という正解や習慣はありません。
けれどもこの時期、季節の変わり目は気温の変化などで体調不良や環境の変化がもとで風邪をひきやすくなってきます。体も冬の準備をしましょう。
体を温めるといわれる食べ物として、
しょうが・唐辛子・ネギ・かぼちゃ・にんにく・玉ねぎ・くるみ・ごぼうなどがあげられます。
もちろんこればかりでなく根野菜なども温かい料理にしてバランスよく摂ることが大切です。普段食べている生野菜を温野菜にかえるだけでも効果があります。
秋になるとテレビのCMでクリームシチューがおいしそうにでてきますね。
シチューは体が温まる材料と相性が良いため、かぼちゃやさつまいもなども取り入れてみましょう。器に入れたシチューにパイシートをかぶせて焼き上げるとパイシチューになり小さな器で作れば寒い日のおやつにもなります。
また、本格的な冬を待たずにお鍋もいいですね。
たっぷりの白菜や、ネギ、きのこ。唐辛子の入っているキムチ鍋をはじめ、どんなお鍋でも体はポカポカにあたたまりニンニクやしょうがも薬味としてどんどん利用して、冬に備えましょう。
冬の魚 タラ
お鍋にすると身がぐずれやすくなりますが、切り身で売っているものを塩コショウしてしっかり粉を付けバターで焼くのも簡単です。付け合せに温野菜をつけるとメインの一品になります。
家庭の味 豚汁
和製シチューのごとく具になる野菜は体を温めてくれるものばかり。
ごぼう・人参・大根・ネギ、なんといってもお味噌の香りが食欲をそそります。
これも薬味に唐辛子やしょうがが役立ってくれます。
レンコン
主役級ではないにしても薄くスライスしてサッと揚げて塩をふったり、縦に5センチほどの棒状にきり油を敷いたフライパンで焼き(オリーブ油だとなおよい)黒胡椒をたっぷり振りかけるだけでもおかずにもお酒と一緒にでもあう品になります。
湯豆腐
豆腐だけでなく、牡蠣もいれると一段と冬らしくなります。
牡蠣は鍋に入れる前に洗って水気を切り片栗粉をサッとまぶしておくと縮みにくくなります。あまりつけすぎると、お鍋がトロトロになってしまうので注意!
立冬の文字を見かけたら「冬支度」を始めよう
寒い季節にいただく食事は、温度も味の一部です。
ご飯やお味噌汁はもちろん温かいことが心にも体にも美味しさを広げてくれます。カレンダーなどで立冬の文字を見かけたら「冬支度」をして、体をいたわる時間を取ってみてください。