沼津に 夜さり来い~!よさこい東海道2016日程&見どころは?
静岡県東部に古くから城下町や宿場町として栄え、海あり山あり温泉あり、皇室の御用邸もある沼津(ぬまづ)市があります。
その沼津市で、秋に各地のよさこいチームが終結する躍動感あふれるお祭りがあります。
2000年代から始まった比較的新しいお祭りです。
「よさこい」は、元々高知県の有名な民謡・祭りなのですが、90年代なかばから、伝統的な民謡のよさこいを現代風のダンスにアレンジした大会が爆発的人気となり、全国的にいっきに広まりました。
このよさこい東海道もそのひとつです。
毎年、おおぜいの見物客でにぎわうよさこい東海道をご紹介します。
よさこい東海道とは?
まず、よさこいというのは、高知県に残るよさこい節という民謡がもとになっている踊りで、「夜さり来い(夜にいらっしゃい)」という古語が変化したものといわれていますが、
現在では土佐弁でもよさこいといえばよさこい祭りもしくは、よさこい節のことを指すそうです。
現代では、伝統的な民謡としてのよさこいに、アレンジが加えられ、民謡祭りというよりダンスフェスティバルの様相にさまがわりしています。
衣装もきらびやかに、曲や振り付けがアップテンポになっても、両手には必ず鳴子(農作物を狙う鳥を追い払う道具)、よさこい鳴子踊りのメロディーが必ず入っていること、などのルールで本家よさこいの色を残しています。
よさこい東海道の前身は、平成9年におこなわれた沼津ワールドダンスフェスタです。ただのダンスフェスティバルでない何かを、地域発信型の新しい祭りを、と考えた役員さんたちが高知県に出向き、企画され、始まったもので、以来、市民が企画運営
する沼津一大イベントとして、県内は勿論、本場高知をはじめ、各地から終結する参加チームの数とレベルの高さは年々あがっていき、現在は約80チーム、約3,500名もの人が踊る、全国でも指折りの一大よさこいコンテストとして おおいに盛り上がる祭りとして続いています。
2016の日程
2016年(平成28年)11月12日(土)前日祭11時~19時半(前夜祭17時~)~11月13日(日)11時半~19時半(フィナーレ17時~)です。
見どころ
みどころはもりだくさんでして、踊り子さんたちの個性あふれる衣装から、年々レベルアップしている踊り、地方車(流しといわれる踊り子さんたちのパレードを先導する車)の各チーム趣向をこらした装飾や、チームの士気を高めるかけ声、参加チームそれぞれの地域の特色(祭りのルールのひとつでもあります)。
そしてやはり2日目夜のグランドフィナーレは本当に見ものです。受賞常連チームでも、ある本場高知の踊り子さんチームは勿論、地元静岡県内のチームなどが一堂に会してさいごの夜を飾り、会場の熱気は最高潮となります。